こんにちは。
福岡天神マンツーマン美容師
橋本明弘です。
今日は縮毛矯正についてのお話です。
最近、お客様や同業者の方から
よく縮毛矯正についてのご相談をいただくので
その事に触れてみようと思います。

縮毛矯正といえば
その名の通り
髪のくせを真っ直ぐに矯正するという施術です。
ただ
縮毛というのは癖の一種で厳密にいうと
日本人のくせは波状毛、捻転毛、連珠毛、縮毛と
タイプが分かれているのです。
(今日はここは詳しくは割愛しますね)
まぁざっくりまとめると
くせ毛を施術により真っ直ぐする

そんなくせ毛の方には強い味方の縮毛矯正ですが
これ実は
美容室や美容師さんによって
技術、考え方、薬剤の種類、使用方法
がかなり違う施術とも言えます。
縮毛矯正は美容室の技術の中でも
難しい施術と言えます。
簡単に使える薬剤を使用すれば
失敗は少ないけど髪が傷む。特殊なケースに対応しづらい。
反対に
難しい使い方の薬剤は
髪のダメージが少なかったり、仕上がりが綺麗などのメリットはありますが
美容師さんのテクニックや薬剤知識が必要となるので難易度が高い。
そういった背景もあり
縮毛矯正という同じメニューでも
美容室や美容師さんによって違いが生まれるということが起こるのです。

縮毛矯正は
年々進化していってます。
なぜ進化するのかというと、近年
今まで使えなかった成分が使えるようになったこと。
薬剤の規制緩和がおき
サロンで縮毛矯正剤の調整が以前よりも広く
可能になったこと。
オンラインでの情報共有が可能になったこと
これらを踏まえて少しづつ進化してきました。
(少なくとも僕が15年前に習った当時のものとはまるで違います)
還元剤といって
縮毛矯正の薬剤やパーマ剤に含まれている
成分も
今まで ポケモン赤、緑、青しかなかったのに
金、銀が登場した!!
そんな状態だと思っていただけると分かりやすいかと思います。
(あくまでイメージです)
「それじゃあ美容師
皆、新しく使える薬剤使ったらよくない??」
「そうすれば
どんな髪の毛も綺麗になるよね??」
と誰もが思うと思います。
しかしここが落とし穴で
新しい薬剤=優れている
とは限らないのです。
どちらかという
使い方が最重要です。
先程少し触れたように
薬剤を美容師側が調合することが可能となり
あれこれやり過ぎて
大事故を招くというケースも少なくないです。
ここ数年、何度か
髪が切れた。髪がちぢれた。という悲惨な状態のお客様がご新規様 としてご来店されたことがありました。
きちんと
髪のくせを見極める。
髪のダメージレベルを判断する。
薬剤のスペックを理解して適切な薬剤を使用する。
髪に対して必要な温度設定やプラス圧でアイロンする。
など
基本的なことを疎かにしてしまうと
必ず失敗は起きます。
一度傷んだ髪は元には戻らないので
慎重に丁寧に、確認しながら施術していきたいものです。

僕がもしお客様の立場なら
◉薬剤の知識が豊富な美容師さん
◉施術経験豊富な美容師さん
◉自分の髪のことを理解してくれている美容師さん
にお願いすると思います。
感覚的にやっちゃうぜ!で失敗されたら
元も子も無いので。
僕はずっとくせ毛で
今まで何度も縮毛矯正をやってもらった経験があります。
その時も、今回は良かったな!
なんだかここの美容室でやるとイマイチだな。
とその都度仕上がりが違うことには
薄々気づいていましたが
美容師になった今ではかなり納得出来ます。
今回は縮毛矯正について
でしたが
くせ毛だから縮毛矯正をしないといけない!
ということは無いと思います。
ここは断言できます。
髪の癖を活かすことは
カットやパーマなどでも可能ですし
スタイリング方法を変えれば素敵なヘアスタイルに導けることも出来るかもしれません。
縮毛矯正はあくまで
1つの手段です。
髪の悩みから解放されて
快適にヘアスタイルを楽しめることが
一番だと考えています。
施術について
ヘアスタイルやヘアケアについてなど
もっと詳しく聞きたい方はお気軽に
お尋ねくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。

橋本 明弘 Akihiro Hashimoto
福岡、天神駅徒歩2分シェアサロンにて
マンツーマン美容師として活動中。
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