縮毛矯正を辞めるという選択
- Akihiro Hashimoto
- 7月1日
- 読了時間: 4分
こんにちは
福岡・天神のマンツーマン美容室
橋本明弘です。
先に誤解のないようお伝えしておきますが、
縮毛矯正自体はとても良い施術だと思っています。
実際、僕自身も今のヘアスタイルは縮毛矯正をしています。
理由はとてもシンプルで、地毛のくせでは理想とするスタイルが作れなかったからです。
つまり、
目指したいスタイルによっては、地毛では再現できない場合でも
縮毛矯正のおかげで「やりたいスタイルができる!」というケースがあるのです。
そういった観点から、縮毛矯正は必要不可欠な施術だと感じています。
ただ、
「私の髪は縮毛矯正をするしか方法がない」
と思い込んでいて、
本当はやめたいのにやめられない方もいらっしゃいます。
これは、もしかすると少し思い込みになってしまっていることもあります。
今回ご紹介するのは
前回まで縮毛矯正をされていたお客様のケースです。
中学生の頃から前髪に縮毛矯正をし、
その後は3〜4ヶ月に一度、全体に縮毛矯正。
高校生以降は約10年間、縮毛矯正を続けてこられました。
そんな中で、
「縮毛矯正をやめて、地毛のくせを楽しんでみたい」
とご相談をいただきました。
僕が大切にしている確認ポイントは2つ
① スタイリング剤やケア剤を使えるか
・普段から使う習慣が持てるか
・つけた状態が気持ち悪くないか
・時間を確保できるか
地毛のくせを活かすには、
何もつけないとバサバサしたり、ヘアスタイルの完成度が低くなりがちです。
スタイリング剤を使うことで、くせが良い雰囲気になり、
まるでパーマをかけたような仕上がりになります。
② 理想のスタイルが「サラサラのストレート」ではないか
くせを活かしたいけど、サラサラストレートが理想の場合は、
縮毛矯正やストレートアイロンなどのアプローチが必要です。
今回のお客様の場合
根元(約6ヶ月分=約10cm)は地毛、
毛先は縮毛矯正の履歴がある状態でした。
今後、少しずつ地毛を伸ばし、
毛先の縮毛矯正部分を無くしていくプランをご提案しました。
今回の施術では、
・根元(地毛)にはパーマをかけず
・毛先(縮毛矯正部分)にデジタルパーマをかけて
根元のくせと自然に馴染ませました。
一度パーマをかければ、その後はカットで徐々に地毛に移行できます。
【after】デジタルパーマ+カット

縮毛矯正の履歴にパーマをかけるリスクについて
縮毛矯正部分にパーマをかけるのはリスクがあります。
ですので、僕はデジタルパーマをおすすめしています。
デジタルパーマは縮毛矯正の履歴があっても、
比較的ダメージを抑えてかけることが可能です。
もちろんノーダメージではありませんが、負担を減らせます。
ストレートだった部分にカールがつくことで、
地毛部分とも自然になじみました。
今回のお客様には、
朝、髪を軽く濡らしてムースをしっかり揉み込むスタイリングをおすすめしました。
湿気が強い日は、スプレーやオイルをプラスして乾燥を防ぎます。
最後に
縮毛矯正をやめたい方も、
このようにパーマやカットで地毛にシフトするアプローチが可能です。
これまでにしたことのない新しいヘアスタイルに挑戦し、新しい自分を楽しむのも一つの選択肢だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
橋本明弘 / Akihiro Hashimoto
大分県出身 / 1989年5月15日生まれ
名古屋2年 → 東京表参道で10年サロンワーク(技術教育・撮影・店長経験)
2022年2月 福岡へ移住
フリーランス美容師3年を経て
2025年5月 THE DAY オープン
福岡・天神でマンツーマン美容師として活動中

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