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図書館

  • 執筆者の写真: Akihiro Hashimoto
    Akihiro Hashimoto
  • 4月19日
  • 読了時間: 4分





人のつくるものが好きだ



人がつくる作品にとても惹かれる



例えば絵だったり、写真だったり、建築だったり




説明が無くても


製作者の意図や


そのものから感じるものがある。






その作品を見て

何を感じようが


それはその人の自由だと思う。




人が本当の意味で自由な世界でいられる場所は

その人の頭の中だけだと思っているから。





訴えかけてくるような作品もあれば


心が穏やかになるものもある。



なんだかよく分からないけど不思議な気持ちになったり



まるで

どこか遠い国に来たかのような感覚になったりもする




その作品の空気感を感じること自体が

好きなんだと思う。




ヘアにも似た側面がある




作り手によって出来上がるスタイルに

大きく反映すると思っているからだ。




自分が何を見て

何を感じ


どんな生き方をするか



それによってつくられるものは大きく

変わっていくのだと思う









僕の父は本が好きです。



小さい頃から


本を読め

と口酸っぱく言われてきました。




当時の僕は活字が苦手で

正直言ってあまり気が乗らなかったと記憶しています。



しかし父と図書館に行くことは

好きでした。





僕の地元は大分県中津市という城下町です。



中津城という1588 年頃に建てられたとされている

お城があります。



そのお城のすぐ近くに

中津市立小幡記念図書館という図書館があり

よく父に駆り出されていました。




図書館の中に

併設されているギャラリーがありました。(フリースペースのような場所)

そこには様々な作家さんたちの絵や写真が展示されています。




図書館に着くと

僕は真っ先にギャラリーに向かいます。


理由はただ単に本自体に興味がなく

退屈だからです。







基本的に無料で観覧することができるエリアになっていてある一定期間は同じ作家さんの作品が展示されていました。





その作品たちを

見ることが僕にとって図書館に行く唯一の楽しみ。





誰のどの作品が良かったか、どんな作家さんが展示していたか

正直全く記憶にないのですが



時間を忘れる。という言葉がぴったりな具合で


たくさんの写真や絵、言葉を

ただただずっと見ていた記憶だけが残っています。





そこにはなんだか

たくさんの想いがあり

少年の自分をワクワクさせてくれました。









最近

友人と何が好きか。


ふとそんな話題になりました。






好きな音楽や好みの服

などたわいも無い話をしていたのですが

その中でこう言った絵や写真が

好きだという話をした時




何故好きなのか?と聞かれ

僕は安心すると答えました。



友人はちょっとだけ驚いた表情になりました。




なぜ自分が安心するのだろう?と


自分のなかで紐解いていくと


僕の中で作品に触れることは

幼少期の時に図書館で見ていた時の

あの感覚に戻れると思うから

だと気づきました。



感覚としては実家に帰って

ソファで寝っ転がりながら天井の模様を見つめるような感覚に近くてなんだか、安心感があるんです。






それに気づいて以来



心がソワソワするような時は


Pinterestで

海外のフォトグラファーの方の写真を漁ったり

グラフィックデザインを見てみたり、自然の写真や、誰かがつくったアートなど、、


ただ好きなものや、惹かれるものを

ボーーっと眺めて時間を楽しみます。







みなさんには

安心するような好きはありますか?



また

心が高揚するものや

刺激的で気持ちが高ぶるもの。


人それぞれもしかしたら

あるんじゃないかと最近は

そんなことを考えていました。






僕に質問を投げかけてきた

友人と僕の感覚は全くと言って良いほど

違います。



そして

その違いをお互いに楽しいと

感じています。


違うことを認めることで

新しい感覚を知ることが出来るし

その人の深みを知ることが出来ます。





サロンでの皆様のお話は僕にとって

新鮮で、とても楽しいと感じることがあります。



それがたとえ些細なことでも。






今度の休日は息子を近所の小さなギャラリーに

連れて行ってみようと思います。






 
 

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