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カットが苦手だった美容師がカットが好きになった理由

  • 執筆者の写真: Akihiro Hashimoto
    Akihiro Hashimoto
  • 6 分前
  • 読了時間: 6分



正直な話


スタイリストに成り立たての頃の僕は



カットが苦手な美容師でした。




先輩に教えてもらっても理解出来ない部分が多く


頭を抱えていました。



(先輩も頭を抱えていました)



僕が所属していたお店は当時

カットを1番の売りにしていました。




その為、カットが下手ということは致命的で。


当時かなり焦ったことを鮮明に覚えています。




カットの理論というものが


全くと言って良いほど理解出来ない。




自信が持てず


お客様やモデルさんからの要望に

上手く応えられているのか不安な日々を過ごしていました。






なんとなくの手応え




カットが分からなかった僕は



休みの日お店をお借りして朝から晩まで



モデルさんをひたすらカットさせていただくことをやっていました。



モデルさんが見つからない日はウィッグを使ってひたすら練習。




その成果もあってか少しづつですが



手応えを感じるようになります。



お客様が徐々に指名して予約をして下さるようになったんです。



その時は

嬉しくて堪らなかったです。



カットが上手くなったんだ。そう思い込んでいました。


しかし、そんな調子に乗った


僕がまだまだだダメだと気づく出来事が起きます、、、





ある事がキッカケで本気でカットの勉強を始める




当時東京では海外の観光客のお客様が



いきなりサロンに来ていました。



「今からカットしてよ!」



と突然いらっしゃるのです。




アメリカ、フランス、カナダ、ブラジル、韓国、中国、、etc...




コロナ前という事もあり



割と珍しくはありませんでしたし、来てくださる事はお店にとって当然有難いことでした。




僕はスタイリストになって



その日初めて海外の方(フランス女性)



を担当させていただいたのです。



当然ですが言葉の壁があります。



一応カタコトの英語とボディランゲージで


コミュニケーションをとりながらどんなヘアスタイルにしたい?と

カウンセリングしていきます。


(当時は翻訳アプリもそんなに発達してなかった)



要望を聞き、求めているであろうスタイルに向けていざカット。



その時、ある違和感を覚えました。



「あれ?自信無いかも、、、」



言語が通じないのでカットしながら

コミュニケーションをとる事が出来ない。



場を楽しませることや髪の説明やヘアケアのアドバイスなどが一切出来ないのです。





つまりそのフランス女性を満足させるには

カットでの仕上がりのみだけという事です。



なんとなく

カットがわかってきた。



指名も増えてきたと慢心していた僕が


やばい!カットだけではこの方を満足させられない!


と思ったのです。





そして思った通り

その女性は不満そうな顔でお帰りになられました。




その時


僕は、今まで普段の日本人のお客様にも


なんとなく盛り上げ空気をよくし、仕上げでなんとなく良い感じにして


総合点でリピートしていただいていた事に気がつきました。




そう。カットが下手なのを知らず知らずのうちに誤魔化していたんだと思います。




お客様はカットで満足している訳ではなく


良い感じにしてくれるし、なんとなく良い接客の美容師さんだったのです。




もちろん


美容室や美容師に求められるのは


カット技術だけではありません。



人柄、接客、癒やし、安心感やワクワク感、サロンの雰囲気、デザインセンス


人によって大切にしている部分は様々です





総合的なバランスで

お客様は判断されているんだと思います。



どんな理由でもまたお会い出来る事は


嬉しいですし、もちろん有り難いのですが


自分自身の不甲斐なさ

明らかにカットの技術、デザイン力が欠けていた事に気がついてしまい愕然としました。



美容師として大切な部分が

未熟だと改めて気付かされたのです。



そこから僕は

その事を真摯に受け止め



また1からカットというものを学び直そう!と決心しました、、、




1から学び直した結果、カットが上手いとは、、??




そこから日本の美容業界屈指のサロンの半年コースのカット講習を計3回受講させていただきました。




カットの基礎を学び直しながら


自店でのカット講習。



先輩のカットする姿勢、切り方、角度。

そして仕上がり。




学べば学ぶほど自分の実力の無さが浮き彫りになっていきました。



そこからまた自主練。反復練習。



中堅スタイリストになっていた僕は後輩にそんな姿を見せたくなくて、休みの日を中心に練習する日々でした。




正解が無いからこそ追い求める。


カットには正解やゴールがありません。


もちろんレベルはあると思います。



なんでも切れる。



理論的な理解度が高い。似合わせることが出来る。人に教える事が出来る。



しかし



本当に上手いを決めるのは常にお客様です。



あの人にカットしてもらうとなんか気分が良い。


家で良い感じに扱える。


絶対に可愛くしてくれる!



といった美容師目線ではなく



お客様が感じる事。

それが全てだと思います。



だからこそ、美容師側(僕は)



自分自身の技術を高める必要があると思っています。



繰り返しになりますが技術だけでは当然ダメ。


カウンセリングや気遣いはもちろん必要。



でも技術やデザインセンスが無いともっとダメ。


だと痛感しました。



そんな風にカットという技術を


追い求めるようになってから、本当に


少しずつですがお客様が喜んでいただけることが


多くなりました。



気づいたらカットが嫌いだった。苦手だった僕はいなくなっていました。



カットが面白い。



もっと上手くなりたい!もっと喜んでいただきたい。


そんな風に思う様になっていることに気がつきました。

時代が変わればカット技術も


求められるデザインも変わります。




お客様の年齢やライフスタイル、僕自身も



当然変化していきます。


そういった意味で


この仕事は本当にゴールは無いな。



と感じています。



逆に磨けば磨くほど



それだけのものになりますし、追い続ける楽しさがある仕事だなとも思います。


もちろんカットと同様、カラーやパーマもデザイン幅を広げお客様に喜んでいただくための



大切な技術です。



今日は少し昔の頃の話カットについて触れてみました。

今でもまだまだ未熟です。

だからこそ楽しく学べるんだと思っています。



時代遅れかもしれませんが


あの時の自分は確実に今の自分を支えてくれてると感じています。



最後までご覧いただきありがとうございました。







橋本 明弘  Akihiro  Hashimoto



ショートヘア〜ロングヘアまで

20代〜60代まで幅広い世代のお客様を担当


2010   福岡美容専門学校卒業

名古屋サロンに入社

2012   東京、表参道店に勤務

2013   スタイリストデビュー

2014   東京、名古屋両店で技術指導

2016   美容サイトbangs、 beautymonster、hotpeper beauty全国版などに掲載される

2017    表参道店 店長就任

2018    社内独立 O hair salon設立 / japanexpo2018 Sri Lanka stylistとして参加

2019    サロンワーク、撮影など

2020    peek-a-boo cut school 第一回修了

2021    peek-a-boo cut school 第二回修了

2022    福岡での独立を叶えるためマンツーマン美容師として活動スタート

2023    美容業界誌PREPPY 掲載

2025 福岡天神 / 今泉にTHE DAYオープン

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