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好きということ

  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

ずっと前から【好き】という事に対して

蓋をしてきた部分があった。




なぜかと言うと

好きと求められること、必要とされることは大きく違うという事実を知ってしまったからだ。



美容師という仕事は好き

人に喜んでいただけることは嬉しいしもちろん好きだ。




20代の頃は全ての時間を

美容師に費やし、仕事を最優先してきた。




それは、とにかくきちんとした技術、接客を身につけたいという気持ち。


お客様にもっと喜んでいただきたいという想い。



そこに迷いは無く

時間を仕事に全て投下する。



それが当たり前だと思った。



仕事に没頭するということは


何かを犠牲にすることも当然だと考えていた。




好きなことを生業としているが

好きなことを優先してはいけないということは

僕の中ではベーシックな感覚である。




その為か気づかぬうちに

純粋にこれが好きと言う感覚から少しだけ遠ざかってしまっていた。







新年が明けて実家に帰省した


実家で自分が18年間過ごした部屋に行ってみると



ふと

自分がワクワクしていた時のことを思い出した。




すごく無責任に

好きに対して真っ直ぐだった自分がいつしか遠ざかってしまっていたことにその時初めて気づいた。





人は怖いもので何にでもすぐに慣れてしまう。

そして慣れてしまっていることにも

気付かずに毎日を過ごしてしまう。





そこで僕は仕事以外で

ただひたすら純粋に自分の好きって何だろう?と自分に対して耳を傾ける時間を作った。




  

その時間は少し新鮮で

なんだか懐かしく


ただそれを考えるだけでワクワクした。




いきなり真っ白なキャンバスを渡されて

「誰にも見せないから、自由に何でも描いて良いよ」



と誰かに言われているような感覚になった。









幼少期の頃からずっと

絵を描く事が好きだった。





誰かに見せる訳でも無く、ただ綺麗に模写したり

想像を膨らませて

オリジナルのキャラクターをつくってみたり。


友だちに似顔絵をお願いされて描いたりしていた。






中学生になり

ラジオを聴くようになった。


21時就寝という決まりがあったので

布団に入り部屋を真っ暗にする。


そしてラジカセでラジオを聴いた。



それはテレビとは少し違う感覚。




その当時は

深夜ラジオなんて聴いている友だちはいなかったので自分の中でのひっそりとした楽しみだった。






同時期に

服、雑誌、音楽にのめり込んだ。



雑誌を買い集め好きなスタイリングやヘアスタイルをスクラップする。


お年玉やお小遣いで小倉や博多に服を買いに行く。

買ったスニーカーや服を陳列させて眺める。




好きな音楽をテープやMDに録音し、通学中も寝る前も音楽に浸った。




ラジオも音楽も洋服も

誰にも共有することも無く


ただただ自分の中で楽しんでいた。









大人になり仕事を始め


理由づけをする習慣ができてしまった。





何故その行動をとるのか。


この体験や経験には意味があるのか?


など必ず意味と結びつけようとする。





そんな中、今回の事がきっかけで




例え意味が無くても

好きだと思えるものは

そのまま好きで良いんだとそんな風に原点に立ちえる事ができた。




ずっとモヤモヤしていた

言語化出来なかった感覚がスッと消えた様な気がした。



美容師という仕事において

絶対的に他人評価であることは変わらない。




仕事とはそんなものだと思う。

誰かにとっての不満解決や、誰かにとっても感動や誰かにとっての便利だったり

そんなものが価値になり仕事になる。




自分自身ずっと

そこだけにフォーカスしていた。




驚いたことに

今回、仕事以外の好きを見つめ直したことで

美容師という仕事が改めて好きなんだということに気づかされた。



音楽も洋服というカルチャーや

ラジオも絵も今の仕事と繋がっている。


そう気づいた。



そして、自分が思う【好き】と同じ様に


お客様一人ひとりに好きがあること。



お客様の好きの背景を汲み取る事

で益々ヘアスタイルをよく出来るのでは無いかと思った。





お客様よりもお客様の

ヘアスタイルを好きでいられる自分でありたいと

強く思っている。



自己満足といえば

それまでだけど、自分が納得しきる。

まず、自分を感動させられるような

ヘアスタイルを作る事が出来ればきっとお客様にも届くのでは無いか。


と、そう思うようになった。








このブログも好きでやっている。



誰かのお困りごとが解決すれば良いな。


自分の考え方などを書いてみたいな。


そんな感覚で始めたという理由だったと思っていたが

もしかしたら


誰も知らないところでひっそりと

自分の考え方を綴りたかったのかもしれない。




見栄を張らずに居られる場所や

自分の世界を自分で作りたかったんだと思う。


SNSとは少し違う感覚。







今は情報が溢れ

いやでも誰かと何かと比べてしまったり

誰かのことを気にしてしまう、、


そんな時代だと思う。






だけど

誰も好きじゃなくても好きなものは好きで良いんだと思う。

誰にも評価されない、そして誰にも邪魔されない。

ひっそりと好き。くらいの方がもしかすると面白いのかも


と今日は有益では無い

僕の最近気づいたこと思ったことでした。









 
 

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