
話さなくて良い美容室
- 1 日前
- 読了時間: 5分
こんにちは
福岡天神マンツーマン美容室橋本明弘です
2017年大手アパレルショップで試験的に導入された
"声掛け不要バッグ"
青いバッグを持っている人には店員が話しかけない、というシンプルな仕組み。
この背景には
自分のペースで服を見たい。
アパレルショップでの接客が苦手というお客様アンケートの声があったことにより試験導入に至ったということのようです。
僕もネットニュース、テレビなどで見たのか
革新的なアイデアだなと思ったのを覚えています。
しかし現在
この
"声掛け不要バッグ"は採用されていない。
話題性はかなりあったし
実は当時のアンケートでは約8割が支持していたとのことです。
お客様の潜在意識の中に服を選ぶ際に
接客されたくない。話しかけないでほしい。
というニーズは多くあったものの
目印となるバッグを持つという行動になると
他の思考が巡ってきたよう
「バッグを持つのが恥ずかしい」
「“話しかけないで”を自分からアピールするのは少し気まずい」
「持っていない人は話しかけてOKってこと?」
という意見などが原因となったそうです。
つまり
「声はかけられたくない。でも、それを周りに宣言するのもちょっと嫌。」
この心理的なハードルが少し高かったようです。
話さない美容室
声掛け不要バッグと同じ様に
話さなくて良い美容室が少し話題になっていましたね。
僕も最近ニュースで見ました。
同業の事なので随分前から存在は知っていましたが
一般にはまだまだ浸透しきっていないのかな?
とも思います。
これも一定のお客様のニーズを満たす良いサービスだと思います。
髪は綺麗にしてもらいたいけど店員さんとのお喋りが疲れる。
美容院くらい自分時間として
ゆっくりした時間を過ごしたい。
そのように感じている方は以外と多いんだと思います。
僕自身もショッピングや美容室など
サービスを受ける側になった時に共感する部分はあります。
今日はゆっくりリラックスしてたい。
と思う時や
特に買いたいものは決まってないけど自分のペースで服を見たい。という気持ちはすごく分かります。
目指すところは《話さなくても、話しても良い美容室》
しかし、
ショッピングに出かけて思いがけないこともあります。
ウィンドウショッピングに出かけたつもりだったけど、店員さんとのひょんな会話から商品を紹介していただき
お陰で自分の想像以上の良い商品に巡り会えた!
という様な嬉しいハプニングもあります。
この場合
今日は見るだけで良いや。と思っていた自分の意思を尊重出来なかったことにはなりますが
結果としては自分の想像以上に良い出来事が起きています。
美容室においても同じ様なことが言えるのかな。と僕は思っています。
"美容室で話したくない"と思っている方でも
滞在時間中ずっと沈黙を続けたい訳ではない。
無駄な雑談、日常会話などはしたくないが自分にとって必要な髪へのアドバイスは聞きたい。
など
ダラダラと世間話はしたくないし、過度にプライベートな事は言いたく無い。
ただ、適度に必要な情報や少しの会話はしたい。
と、完全に会話自体をシャットダウンしたいわけではないという方もいらっしゃるのでは無いかと思います。
また、同じお客様でも
今日は話したい。今日は話さなくてもいい。
などその時々の気持ちの変化や気分でも変わるものだと思います。
ですので
"無理に話さなくても良いですし、話たい時は会話を楽しみましょう"
みたいなスタンスでいたいと思っているんです。
僕自身
会話が上手いか、と聞かれたらそんな事は無く
どちらかというと口下手な美容師だと自覚しています。
髪に必要なことや、お客様にとってメリットだと思うことだけはしっかり伝えるようにしてます。
人は好きですし
人と会話することやお客様のお話を聞くことは
とても好きです。
それとは逆に、無言には無言の良さみたいなものがあると思っています。
美容室では
ハサミの音
カラー剤やシャンプーの香り
シャンプーする時の指圧など
無理な会話をせずとも伝わることがあるとも思います。
お客様が話したい日は話す。
会話したくない日はとことんリラックスして過ごしいただく。
ご来店いただく際に何も気負わずに来ていただける。
そんな自由度の高いサロンで在りたいと思っています。
僕のサロンは
多くのお客様をいっぺんに受け入れません。
そのため一人ひとりのお客様の今日、その時の雰囲気やどんな気持ちで、何を求めてここに来てくださったのか。
を僕自身がしっかりキャッチするということが
最も重要だと思っています。
マニュアル通りや全員に同じような接客、技術をしないこと。を心がけています。
これは話したくない、話したい。
と同様に
人はそれぞれ求めているものが違うからです。
生身の人を相手にする美容師という仕事だからこそ
自分自身が常にアンテナを貼り続けて
目の前のお客様にとって
より良いものを提供すること。痒いところに手が届くようなサービスや技術こそが大切だと思っています。

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。




